『富美子の足』果てなく乱れ咲く、足への偏愛(フェティシズム)

ストーリーSTORY

富豪の老人・塚越(でんでん)はデリヘルで見つけた富美子(片山萌美)を愛人にし、彼女の美しい足を偏愛し、悦びを感じる日々を送っている。塚越は、フィギュア作家の甥の野田(淵上泰史)に、富美子の足の等身大のフィギュアを作るように依頼する。しかし、野田の作ったフィギュアに満足しない塚越は、業を煮やし、「富美子の足を理解するために舐めてみろ!」と命令するのだが…

キャストCAST

片山萌美(富美子)

1990年10月1日生まれ、東京都出身。2012年ミス日本ネイチャー。舞台を中心に活躍する傍らグラビアでも人気を博し話題に。「相棒」(17)、大河ドラマ「おんな城主直虎」(17)、「日曜ワイド森村誠一終着駅シリーズ~殺人の花客~」(17)、「ハロー張りネズミ」(17)など、ドラマにも多数出演している。

淵上泰史(野田)

1984年4月30日生まれ、和歌山県出身2011年公開「軽蔑」において廣木隆一監督の目に留まり、本格役者デビュー。その後、13年Google「Nexus7」のCMに出演し注目を集める。主な映画出演作として「東京プレイボーイクラブ」(12)「ぼっちゃん」(13)「受難」(13)「花宵道中」(14)「ストロボ・エッジ」(15)「7s」(15)「僕だけがいない街」(16)「にかくてあまい」(16)「ミュージアム」(16)など。また昨年は「ダブルミンツ」にて映画初主演を果たす。本年も公開待機作が多数控えている。

でんでん(塚越)

1950年1月23日生まれ、福岡県出身。1981年、映画『の・ようなもの』(森田芳光監督)で映画デビュー。以降、映画、TV、ドラマと幅広く活躍。2011年には園子温監督の映画『冷たい熱帯魚』で、表では笑顔を見せながら裏では連続殺人鬼という二面性を持った熱帯魚店経営者を演じ、報知映画賞を皮切りに、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など国内の助演男優賞を次々と受賞した。

監督DIRECTOR

ウエダアツシ

1977年生まれ。長編映画初監督作の、女子高生集団妊娠を題材にした意欲作『リュウグウノツカイ』が「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014」北海道知事賞を受賞するなど大きな話題を呼んだ。続く二作目で、ボカロ小説原作の青春映画『桜ノ雨』が「第28回東京国際映画祭」(15)パノラマ部門で上映され、スマッシュヒットを記録。最新作『天使のいる図書館』(17)は文部科学省選定作品として上映された。未来の日本 映画界を担うクリエイターを発掘するプログラム「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」では、「モータープール(仮)」が準グランプリに選出。作品化に向けた万全な環境が約束され、新作への期待が高まる。

監督のメッセージ

谷崎を読むと正直に生きる登場人物たちが愛おしくなります。その耽美的な執着は、時に肉体的なフェティシズム、時に精神的なサディズムやマゾヒズムへと辿り着きます。常人には滑稽に見えてしまうその姿ですが、そこには確固たる覚悟と美学があり、真の意味での人間らしさが感じられます。数々の名作映画を生み出してきた谷崎文学に今、内田監督と藤井監督と共に挑戦できたことをとても嬉しく思っています。僕が監督したのは『富美子の足』。偏愛される足を持つ女と、足を偏愛する男たちの姿を描いた…要するに足フェチのお話です。片山さん、淵上さん、そして、でんでんさん―。素晴らしく個性豊かな面々と、足と向き合い、足を舐め、足に踏まれる日々を過ごしました。正直に欲望へと突き進む、狂おしくも愛おしい人間たちの姿をぜひスクリーンでご覧ください。

片山萌美 淵上泰史

武藤令子 山田真歩 福山翔大 / 田村泰二郎

でんでん

原案:「富美子の足」谷崎潤一郎 監督・脚本・編集:ウエダアツシ 脚本:平谷悦郎 楢原 拓

プロデューサー:佐藤友彦 共同プロデューサー:藤井宏二 小美野昌史

ラインプロデューサー:齋藤光司 音楽:佐藤和生 撮影監督:松井宏樹 録音:伊藤裕規 美術:佐藤 希

衣裳:吉田直美 ヘアメイク:河本 茜 効果:丹 愛 スチール:五十嵐和博 助監督:武長直輝 宣伝:村井卓実 長村亜紀

2018/81min./カラー/シネマスコープ/Stereo